12.11.Not a dream But a schedule〜「U+U=W/辻希美+加護亜依」〜







今日が幸せならば今日に感謝して

明日も自分に誇りをもって

辛くても笑っていよう。


笑顔でいれば幸せになれるから

優しい気持ちになれるから

明日もあなたの笑顔が見たいから

今日もやさしい人になろう
。       


『U+U=W/辻希美+加護亜依』  あとがき/加護亜依より






加護ちゃん、辻ちゃんにとっての初エッセイ集がリリースされて早1週間。
私達ファンにとって「運命の書」と呼べるこの本は、デビューから現在までの
思い出や、貴重なエピソード、その時々の心情などがたっぷりと詰まっている。
コンサートのMCや雑誌のインタビューなどで、少しづつは加護ちゃんの思いや、
考え方などを受け取ることはできたが、ここまでまとまった形で
「加護ちゃんの心の中」を覗くことができたのは初めてのことで、非常に感無量である。
ただ、これ以上リアルな加護ちゃんに近づくのは私自身が危険だなと感じたことも本音としてはある。
愛する人の気持ちや感じ方をすべて知りたいという欲求は今でも強く持っているし、
加護ちゃんのすべてを知りたい気持ちが薄まったわけではないのだが、
加護ちゃんが表現した作品を見て聞いて、それらを通じて加護ちゃんの考えや思いを受け取ることが
ファンとしては健全なのではないかと思った。

私にとって加護ちゃんの存在はあまりにも大きすぎる。
「加護ちゃんは神!」と昔から良く言われていたが、やはり私にとって加護ちゃんは神そのものであり、
生きていくために必要不可欠な存在である。加護ちゃんの居ない世界はありえない。
加護ちゃん自らの口から「理由・思い」を聞くよりも、私自身の愛の力でその「理由・思い」を感じとっていく。
そんなヲタに私はなりたい。そう強く思う。
っていうか、あんまり加護ちゃんが語るのは勿体無い!って思いも強い。
加護ちゃんの貴重な「ことばたち」は、年に数回小出しにしていただき、それを我々ファンは
ありがたく受け止める。
エッセイ集みたいな形でまとめてドロップされると、あまりの贅沢さに私の心が押し潰されてしまいそうになる。
うれしいんだけど、うれしすぎて困っちゃうみたいな、そんな贅沢な悩みを感じた。
今まではもっと知りたい知りたい!って言ってたくせに、いざ出されるとびびってしまったって感じw

私がこの本を読み終わって一番うれしかった事は、
加護ちゃんが今のW、これからのWの活動に対し、大きな夢や野望を持っていることが
十分伝わって来たこと。
去年の今頃、聖書「KAGO ai」が発売された時、加護ちゃん自身が表現したい事を実践できる場、
加護ちゃんの力を存分に発揮できる場が欲しいと強く思った。
すでにモーニング娘。としての活動では、加護ちゃんの本来の持ち味が活かしきれないと感じていた。
あれから1年経って、今加護ちゃんがその場に立っている事がとてもうれしくてしょうがない。
そして、加護ちゃん自身もそれをうれしく感じていることがこのエッセイから十分伝わってきた。

今後のWの活動としては、年内いくつかのTV出演の後、正月のハロコン、2月9日にリリースされる新曲、
3月からのミュージカルと決定している。
2005年はWにとって非常に重要な1年となるハズだ。
すでにバラエティ番組での立ち位置ではモーニング娘。や松浦亜弥を大きく上回るポジションに居る。
しかし、「あいぼんの半分は、歌でできています。」と加護ちゃんが語るように、その大事な歌の活動で、
2005年は大いに暴れまわる姿が見てみたい。

「すごく現実的なラインの夢」として語られている、「加護ちゃんの作詞作曲」、「辻ちゃんの衣装デザイン」。
「それは最初に叶えたい夢。早く実現させたい。」と語る辻ちゃん。
Wの2人にとって、この夢は実現して当然の夢であり、早くやらせろつんく!ってことなのであろう。
「夢」と書いて「予定」と読むのだ。
この「予定」に関しては少々風向きが悪い気もするが、W、娘。、ベリーズ以外の作品を見渡すと、
どれも寺田以外の外注が多くなってきたようで、流れはできている。
ミュージカルの後に、Wとしての初のオリジナルアルバム、ライブツアーが待っているだろう。
そこでこの予定が遂行されるであろう事を楽しみに待っていたい。


加護ちゃんと辻ちゃんの関係が唯一無比な事は、今更語るまでもないことだが、
Wが2人にとっての最終形ではないという事もこの本を読んで私は強く感じた。
Wとしてやれることを二人で思う存分やりきった後、加護亜依、辻希美として
お互いが各個人としての道を歩んでいく、そんな将来の姿がこの本を読んで感じ取れた。
だからこそ、Wとして2人がタッグを組むこの貴重な期間を片時も目を話す事なく、
必死に応援して着いて行きたいと思う。
加護亜依、辻希美、奇跡の2人が作り出すWというユニット。
Wならば必ず世界の頂点に立てる。

加護ちゃんがここまで頼もしい発言をしてますので、これも「夢」ではなく「予定」だと思います。

「まあ、あややみたいなのがアイドルなんだろうけど。
でも、Wが、日本一の「アイドル」とか「歌手」だって思われるようになりたいな。
なんか日本を代表したいの。ワールド・カップみたいな。
アイドルの日本代表。で、金メダルをもらいたい。Wとして。」